いくらいるか
一般的に飲食店や美容院は塾や士業に比べて多くの資金が必要です。
飲食店や美容院は店舗の内外装費用が高くつきます。
以下資金の内訳をご説明します。
開業資金
事業を始める際に必要なお金です。
内容は下記を参照下さい。

事業の運転資金
運転資金とは事業を継続する上で必要なお金です。
パン屋さんを始めた場合、最初に小麦や卵などの材料を仕入れます。
仕入れの際の材料費は最終的にパンを買ったお客さんが負担するものです。
しかし、仕入れからお客さんがパンを買うまでにはタイムラグ(仕入れ⇒製造⇒販売)がありますので、仕入先に払うお金はパン屋さんが払います。
よって、仕入れの段階である程度手元にお金が必要です。
このお金が運転資金です。
運転資金には材料費だけなく地代家賃や人件費なども含まれます。
パンが売れなくても店舗の家賃や従業員の給料は支払わなければなりません。
運転資金は事業計画書を基に計算します。
生活費
個人事業主の生活費。
起業する前から家計簿をつけて、月にどれくらいお金が必要か計算します。
個人事業主になると、国民年金と国民健康保険に加入しますので、勤務時より多くの生活費が必要になることがあります。
生活費は事業において発生した利益で賄います。
つまり、事業計画において利益が出るまでの生活費を確保する必要があります。
どこで借りるか
借入先の種類
民間の金融機関
銀行や信用金庫。
起業する場所か自宅近くの金融機関に相談すると起業後に便利です。
政府系の金融機関
日本政策金融公庫。
個人が起業する際の借入先の王道です。
民間の金融機関で融資が厳しい場合は日本政策金融公庫にいきます。
家族・親戚
審査に必要な書類が不要ですし、利息を払わなくてよい場合があります。
友人・知人
審査に必要な書類が不要ですが、利息くらいは払うことになるでしょう。
借入先の選び方(個人的な見解)
友人・知人から借りない
- 友達を無くす
- 経営に口出しされる
- 今後自分がお金を貸すよう頼まれる
- 今後保証人を頼まれる
家族・親戚からお金を借りるのは最終手段
- (倫理的に)まずは金融機関を利用すべき
- 事業計画書なしにお金を借りることができてしまう
金融機関からお金を借りるためには事業計画書を作成しますが、それは借入をするためだけでなく、経営者になる上で必要なことです。